更新日:2024年12月17日
妊娠後は定期的に妊婦健診(妊婦健康診査)を受け、病気に早く気づき、早く対応することが大事です。
※ 参考:厚生労働省ウェブサイト「すこやかな妊娠と出産のために」(令和6年9月時点)
帝王切開は、自然分娩が困難な場合に手術によって出産を行うため、出産後は少し長めに入院をすることになります。
厚生労働省によれば、日本人女性の分娩件数は年々減少しているにもかかわらず、帝王切開の件数は増加しています。
正常分娩での平均的な出産費用は約50万円ほどかかります。※1
保険適用外ですが、健康保険に加入済で申告をすれば「出産育児一時金」として50万円※2が受け取れます。
※1 厚生労働省保険局「出産費用の見える化等について」令和5年9月7日(第167回社会保険保障審議会医療保険部会)より。
令和4年度の全施設の出産費用(正常分娩のみ、室料差額等除く)の平均。
※2 令和6年9月時点(令和5年4月より)。妊娠週数が22週に達していないなど、産科医療補償制度の対象とならない出産の場合は、48.8万円。
手術費用を含め、総額で数十万円ほどかかります。健康保険が適用できるので実質負担は3割ですみますが、入院時の差額ベッド代・食事代などは保険適用外のため、その分は全額自己負担となります。出産育児一時金も受け取れます。

この制度を利用すると、1ヵ月あたりの上限額を超えた分を支給してもらうことができます。上限額は年齢や所得に応じて定められています。

ただしこの高額療養費制度も、差額ベッド代や食事代などは含まれません。
もしも切迫早産などで長期入院となった場合、
差額ベッド代(1日あたり数千円~※2)、食事代(1食あたり490円※3)は全て自分で支払う必要があります。
※参考:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」
※1 100万円の医療費で、3割負担の場合
※2 個室(1人部屋)の場合。詳細費用は病院によって異なります。
※3 一般の方の場合(全国健康保険協会ホームページ参照、2024年9月2日現在のデータ)。

楽天キレイドナビ監修福島県立医科大学副学長、慶應義塾大学名誉教授、
日本産科婦人科学会 元理事長
妊娠中や出産時、もしも手術・入院となっても、医療保険で備えておけば家計の負担が軽くなります。
入院すると10万円※1。女性特有の病気をしっかりカバーできます。
保障される女性疾病の一例
妊娠・分娩の合併症、流産、
帝王切開、多胎分娩(双子の出産)、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、
乳がん、子宮がん、卵巣がん (上皮内新生物も含みます) 等
※1女性疾病支援給付金額10万円の場合。
